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嵯峨野トロッコ+保津川下り+嵐山を1日で|大阪から日帰りの実測記【2026年8月】

2026年8月10日(月)、大阪から日帰りで嵯峨野トロッコ列車に乗り、保津川下りで嵐山へ戻り、午後は嵐山を歩きました。
朝8時前に大阪を出て、夜7時前に帰り着くまでの記録です。

嵯峨野トロッコと保津川下りを1日で回る前に、気になること

  • トロッコと保津川下りは、1日で両方できるの?
  • 朝は何時に出れば間に合うの?
  • 1人でいくらかかるの?

1日に収まりました。
10時05分発のトロッコに乗り、11時の船へ。
午後は法輪寺・天龍寺・亀山公園の展望台まで回れました。

そして、この組み合わせでしか起きないことがありました。
トロッコの車窓から、保津川下りの舟を見下ろす
その50分ほどあと、私も舟に乗って同じ渓谷を下り、今度は舟の上からトロッコ列車を見上げる
夕方には展望台から、その渓谷をもう一度、上から眺める

同じ保津峡を、1日に3回、違う高さから見たことになります

この記事で分かるのは、次の4つです。

  • 朝の時間の使い方――9時前の渡月橋と、10時05分発のトロッコから逆算した動き
  • 予約は要るのか――8月10日(月)の朝10時に見た発車案内の実物
  • 間違えると880円が無駄になる、トロッコの行き先の話
  • 1日で使った金額(17,010円

先に正直に書いておきます。
天龍寺の法堂にある雲龍図は、この日は見られませんでした。
月曜日で、公開日ではなかったためです。
嵐電嵐山駅の足湯にも入っていません。

読み終わるころには、自分の1日を朝から逆算して組み立てられるはずです。

現在のトロッコ列車は2026年の営業運転をもって引退予定とのことで、せっかくなら今の車両に乗っておきたいと思い訪れました。

目次

まず結論――大阪から日帰りで、トロッコも保津川下りも1日に収まりました

トロッコ嵐山駅に停車する嵯峨野トロッコ列車。赤と黄の車体にROMANTIC TRAINのヘッドマーク

まず、この日の動きを丸ごと出します。

時間帯したことかかった時間
7時55分ごろ〜8時50分ごろ大阪梅田(阪急)から嵐山へ(乗換1回・桂)55分ほど
8時55分ごろ〜9時15分ごろ渡月橋 → 嵐電嵐山駅 → 天龍寺の前20分ほど
9時20分ごろ〜9時55分ごろ竹林の小径 → 野宮神社 → 竹林の小径35分ほど
10時05分〜10時25分嵯峨野トロッコ列車 リッチ号(トロッコ嵐山 → トロッコ亀岡)20分
10時30分ごろ〜10時45分ごろ連絡バスで保津川下りの乗船場へ15分
11時00分〜12時45分保津川下り1時間45分
12時50分ごろ〜13時30分ごろ着船場 → 渡月橋 → 昼食40分ほど
13時40分〜14時10分法輪寺・電電宮30分
14時25分〜15時40分天龍寺(本堂+庭園)1時間15分
15時40分ごろ〜15時55分ごろ亀山公園 頂上展望台(天龍寺の北門から徒歩10分)15分ほど
16時20分ごろ〜17時00分ごろ雲ノ茶 → えんまん餅店40分ほど
17時半すぎ嵐山 発(帰りは嵐電と阪急)

この日の締め切りは、11時の船に間に合うことだけでした
11時の船から10時05分発のトロッコを決め、そこから朝の時間を逆算しています。
その結果、竹林と野宮神社にも寄れました。

この日に使ったお金は17,010円でした

項目金額
交通費(阪急410円・トロッコ880円・連絡バス500円・帰路660円)2,450円
保津川下り(大人1名)6,000円
天龍寺の参拝料(本堂+庭園)800円
昼食(ゆばチーズうどん)1,380円
船の上の売店(いか焼き800円・みたらし団子600円・甘酒300円)1,700円
雲ノ茶(雲ノ抹茶ムース ドリンクセット)1,380円
えんまん餅店(元祖 火練り餅)1,200円
御朱印3か所(野宮神社300円・法輪寺500円・天龍寺1,300円)2,100円
合計17,010円

このうち、交通費・保津川下り・参拝料だけなら9,250円です。
残りの7,760円は、食べたぶんと御朱印でした。
ここは人によって変わります。

竹林の小径・法輪寺・亀山公園の展望台は、いずれも無料でした。
乗車・乗船・拝観で料金がかかったのは、トロッコと保津川下りと天龍寺の3つです。

私が歩いたときの条件

訪問日=2026年8月10日(月)
夏休み時期の平日です。
交通手段=電車とバスと徒歩(車では行っていません)。
当日の朝にスマホで見た予報では、嵐山は9時に30℃、12時に33℃、14時に34℃
亀岡も最高33℃でした。
降水確率は0%で、実際に雨は降りませんでした。
この日に使った金額=17,010円(往復の交通費を含む・1人分)。

大阪から嵐山までは阪急で55分ほど、乗換は1回でした

この日はJR京都線が運転見合わせになっていたため、急きょ阪急に変えました。

大阪梅田を7時55分ごろに出て、嵐山に8時50分ごろ着きました。
経路は阪急京都線の通勤特急で桂まで行き、桂から阪急嵐山線です。
乗換は1回、運賃は410円でした。
車内は空いていました。

阪急の嵐山駅から歩く場合、渡月橋を渡って嵐山の中心部へ入る経路になります。
朝いちばんに渡月橋を見たい人には、この順番が合っています。

阪急からだと、トロッコの駅までは遠くなります

トロッコ嵐山駅までの徒歩は、JR嵯峨嵐山駅からなら20分、阪急嵐山駅からなら30分です。
JR嵯峨嵐山駅から20分というのは、トロッコ嵐山駅前の案内看板に書かれていた数字です。
阪急のほうが10分よけいに歩きます。
運賃だけで決めると、朝のいちばん忙しい時間帯に歩く距離が増えます。

ただし、JRで来る場合は、この20分を歩かなくても乗れます。
JR嵯峨嵐山駅の隣にトロッコ嵯峨駅があるためです。

駅の選び方は、このあとのトロッコ嵐山駅の節で書きます。

私は阪急から歩き、途中で渡月橋と嵐電の駅に寄りながら竹林へ向かいました。
寄り道を含めた時間なので、これを「移動にかかる時間」として読まないでください。

朝9時前の渡月橋は空いていました

朝の渡月橋。松の大木ごしに橋と嵐山が見える。人影はまばら

8時55分ごろに渡月橋に着きました。
橋の上に人はまばらでした。

嵐山といえば多くの人でにぎわう渡月橋ですが、朝9時ごろはまだ人も少なく、ゆっくり景色を楽しめました。
JR京都線の運転見合わせで急きょ阪急から向かうことになりましたが、思いがけず静かな渡月橋を見られたのはうれしい誤算でした。

橋のたもとに、京都市の説明板が立っています。
渡月橋は承和三年(八三六)に架設されたのが始まりとされ、千年以上の歴史を持つと書かれていました。

橋の南に法輪寺(ほうりんじ)があったため、当時は「法輪寺橋」と称されており、渡月橋という名は、後に亀山上皇が東から西へ月が渡る様子を見て名付けたと言われている。

出典:渡月橋の説明板(京都市・2026年8月10日に現地で確認)

橋の名の由来になった法輪寺は、いまも渡月橋の南にあります。
法輪寺の公式サイトには、こう書かれています。

嵐山の大堰川に架かる渡月橋は、法輪寺の道昌が川を修築した折に掛けたのが始まりとされ、江戸時代までは法輪寺橋と呼ばれていました。

出典:虚空蔵法輪寺 公式サイト「見どころ」(2026年8月12日確認)

「法輪寺橋」と呼ばれていたのは、江戸時代までとされています。
この法輪寺には、この日の午後に実際に登っています。

渡月橋と保津川下りは、1本の線でつながっています

同じ説明板に、もうひとつ気になる記述がありました。

往時の橋は、現在の場所より一〇〇mほど上流にあり、慶長一一年(一六〇六)に角倉了以(すみのくらりょうい)が保津川の開削工事を行った際に、現在の場所に架け替えた。

出典:渡月橋の説明板(京都市・2026年8月10日に現地で確認)

この日に乗る保津川下りの川を開いた工事が、渡月橋を今の場所へ動かしていました
朝に渡った橋と、昼に下る川が、同じ人の仕事でつながっていたわけです。

昼に戻ってきたら、同じ場所が人と車で埋まっていました

午後の渡月橋。青空の下、橋の上に多くの人が歩いている

12時50分ごろ、保津川下りを終えて戻ってくると、同じ渡月橋がまったく違って見えました。
橋の上にも周りにも人が多く、車も通ります。
きれいに写真を撮るのは難しくなっていました。

私が歩いた8月10日は、12時台より8時台のほうが人が少なく、渡月橋の引きの写真を撮りやすい状態でした。

竹林の小径は無料。人が写らない写真は9時台でも難しい

竹林の小径。両側から高い竹が迫り、道が奥へ続いている。人は写っていない

9時20分ごろ、竹林の小径の入口に着きました。

京都市の観光サイトによると、竹林の小径は野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける約400メートルの道です。
営業時間・定休日の設定はなく、「無料」の区分になっています。

野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける約400メートルの道。
手入れされた竹林が道の両脇に続く、京都を代表する観光名所。
平安時代には貴族の別荘地だったと言われており、晴れた日には木漏れ日が心地よく、また太陽のない日は昼でも薄暗くなる。

出典:京都観光Navi〈京都市公式〉「竹林の小径」(2026年8月12日確認)

私が歩いたのも、この「竹林の小径」です。
少し離れた立石町には「竹林の散策路」という別の場所がありますが、そちらには行っていません。

9時20分でも人は多く、誰も写らない写真は数えるほどでした

竹林の小径を歩く人の列。奥まで人が続いている

9時台でも人は多く、道に誰もいない状態で写真を撮るのは難しいと感じました
私が撮った竹林の写真のうち、人がまったく写っていないものは数えるほどです。

暑さについては、竹林はかなり楽でした。
日陰が多く、風も通ります。
この日は昼に33℃まで上がる予報でしたが、竹林の中は比較的快適に歩けました。

竹林の中へ入った瞬間、街中とは空気がガラッと変わるのが印象的でした。
見上げるほど高い竹に囲まれながら歩くと、どんどん奥へ進みたくなるような楽しさがあります。

竹林にいちばん近い駅は、トロッコ嵐山駅です

嵯峨野観光鉄道は、よくあるご質問で次のように案内しています。

トロッコ嵐山駅が、竹林から一番近い駅です。
駅を出て左方向に進んでいただくと竹林の小径に入ることができます。
(ホームまで約60段の階段がありますので、車椅子や杖をご利用の方には、トロッコ嵯峨駅からのご利用をおすすめします)

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

トロッコ嵐山駅のホームまでは階段があります。
段差が気になる場合は、トロッコ嵯峨駅を使うほうが安全です。

野宮神社――日本最古の形式とされる黒木鳥居と、苔の庭

野宮神社の黒木鳥居。樹皮がついたままの木で組まれ、注連縄が張られている

竹林の小径の途中に、野宮神社があります。
9時25分に着き、9時35分ごろに出ました。

鳥居のわきに、神社の説明板が立っています。

黒木鳥居とは樹皮のついたままの鳥居のことで鳥居の形式としては極めて原始的な日本最古のものであります。
当社は従来より鳥居の用材に「くぬぎ」を使用して三年毎に建替をしてきましたが

出典:黒木鳥居の説明板(野宮神社・2026年8月10日に現地で確認)

鳥居の両側にある低い垣(小柴垣)には「くろもじ」が使われているとも書かれていました。

京都市の説明板のほうには、黒木は「皮のついた丸木」と説明があります。
平安時代、伊勢神宮へ向かう斎宮が身を清めた「野宮」の一つがこの場所で、黒木の鳥居と小柴垣が再現されているとされています。

平安時代の野宮は主として嵯峨野一帯に設けられ、建物は天皇一代ごとに造り替えた。
南北朝の戦乱で斎王制度は廃絶したが、神社として後世に残された野宮神社には黒木(皮のついた丸木)の鳥居と小柴垣が再現されている。

出典:源氏物語ゆかりの地「野宮(野宮神社)」説明板(平成二十年三月・京都市・2026年8月10日に現地で確認)

同じ説明板には、『源氏物語』の「賢木」に、光源氏が六条御息所を野宮に訪ねる場面があることも書かれています。
小柴垣を外囲いにして、黒木の鳥居があったと描かれているそうです。

苔の庭は、人が途切れる場所でした

野宮神社の苔庭。一面の苔と杉の大木、小さな石橋と石灯籠

鳥居の前は人が多いのですが、奥の苔の庭は静かでした。
私がいた数分のあいだ、人が写らない写真を撮れました。

私が9時台に行ったときは、鳥居の前より奥の苔の庭のほうが人が少なく、落ち着いて見られました。

御朱印は300円でした

野宮神社の見開きの御朱印。「嵯峨野めぐり第一番祈願所」の印と令和八年八月拾日の日付

御朱印は300円でした。
授与そのものは数分です。

トロッコに乗るなら、寄り道の時間を先に引いておく

私は10時05分発のトロッコに乗る予定で、9時20分に竹林へ入りました。
野宮神社にいたのは10分ほどです。
参拝と御朱印と写真で、それくらいかかりました。
トロッコは全席指定席です。
駅の掲示には「お乗り遅れの乗車券は無効です」と書かれていました(トロッコ嵐山駅の掲示・2026年8月10日に現地で確認)。
朝の寄り道は、列車の時刻から逆算して決めるほうが安全です。

トロッコ嵐山駅――JRの駅ではありません。乗る前に確かめる2つ

トロッコ嵐山駅のホーム。目の前にレンガ造りのトンネルの入口がある

10時前に、トロッコ嵐山駅へ着きました。
ホームに立つと、目の前がレンガ造りのトンネルです。
これから渓谷へ入っていくのだ、という感じがします。

駅前に立っている案内看板に、知らないと損をすることが2つ書かれていました。

1つめ――ここはJRの駅ではありません。JRで来るなら隣のトロッコ嵯峨駅

トロッコ嵐山駅前の案内看板。「ここはJR線の駅ではありません」「JR嵯峨嵐山駅へは歩いて20分です」と書かれている

看板には、はっきり赤字でこう書かれています。

ここはJR線の駅ではありません/This is not JR Station
JR嵯峨嵐山駅へは歩いて20分です/20-minute walk to JR Saga-arashiyama Station

出典:トロッコ嵐山駅前の案内看板(嵯峨野観光鉄道・2026年8月10日に現地で確認)

「トロッコ嵐山駅」と「JR嵯峨嵐山駅」は別の駅で、歩いて20分離れています。
名前が似ているので、JR嵯峨嵐山駅で降りればトロッコ嵐山駅の前に出る、と考えていると間に合いません。

ただし、20分歩くのは「トロッコ嵐山駅から乗る場合」の話です。
JRで来るなら、この20分を歩かずに乗る方法があります。

嵯峨野観光鉄道は、始発駅のトロッコ嵯峨駅を次のように説明しています。

JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅に隣接した、レンガ調の駅舎がトロッコ嵯峨駅。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「トロッコ嵯峨駅」(2026年8月12日確認)

同じページのアクセス欄では、JR嵯峨嵐山駅から徒歩約5分と案内されています。
さらに、乗車券に書かれた駅と別の駅から乗ることもできます。

はい、ご乗車いただけます。
同様に「トロッコ嵐山駅 → トロッコ亀岡駅」のチケットでも、トロッコ嵯峨駅からご乗車いただけます。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

竹林を歩いてから乗るならトロッコ嵐山駅、列車に間に合わせることを優先するならJR嵯峨嵐山駅から隣のトロッコ嵯峨駅、という選び方になります
私は朝に竹林を歩いたので、トロッコ嵐山駅から乗りました。

2つめ――渓谷を見たいなら「亀岡行き」に乗ります

「嵯峨行き」に乗ると、渓谷は見られません

同じ看板に、こう書かれています。
「嵯峨駅までは、JR線を3分間走行するのみです」
「保津川渓谷をお楽しみいただくためには、亀岡行きをご利用ください」
トロッコ嵐山駅から嵯峨行きに乗ると、JR線を3分走って終わりです。
保津川渓谷は走りません。
運賃は区間にかかわらず一律で、大人880円・小児440円。
行き先を間違えると、880円を払って渓谷を見ないまま終わります。
乗る前に、行き先が「亀岡」かどうかを必ず確かめてください。

駅の料金表には、片道が大人880円・小児440円、往復が大人1,760円・小児880円と出ていました。
「小児」には「小学生」と添えられています。

8月10日(月)の朝10時、次の便は満席でした

駅の発車案内モニターに、その時点の空席状況が出ていました。
10時ちょうどに見た画面では、次のとおりです。

列車発車1〜4号車リッチ号(5号車)
嵯峨野3号10時05分立席満員
嵯峨野5号11時05分立席立席
嵯峨野7号12時05分空席あり立席
嵯峨野9号13時05分空席あり立席
嵯峨野11号14時05分空席あり立席
嵯峨野13号15時05分空席あり空席あり

2026年8月10日(月)の朝10時の時点で、次の10時05分発は座席が売り切れていました
私は事前にネットで予約していたので座れました。

この10時の表示では、11時台・12時台のリッチ号も立席のみでした。
リッチ号に空席が出ていたのは15時05分発からで、1〜4号車は12時05分発から空席がありました。

トロッコの乗車券は全席指定席で、指定席が売り切れると当日に限って立ち席券が売り出されます。

トロッコ乗車券は、全席指定席券です。
指定席券が完売した場合は、当日に限り、トロッコ各駅(※トロッコ保津峡駅を除く)にて、立ってご乗車いただく立ち席券を販売いたします。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

私の場合、eチケットの改札は数秒で終わりました。
ネットでログインして、QRコードの画面を係の方に読み取ってもらうだけです。
引き換えは要りません。

この日、当日券の窓口に列はありませんでした。
駅にはトイレと売店と待合室がありますが、待合室は広くないので、必ず座れるとは思わないほうがよいと感じました。

きっぷをどこで買うか、予約したあとで変更やキャンセルができるかは、別の記事にまとめました。

» セット券の有無、予約の変更とキャンセル、当日券の買い方

嵯峨野トロッコ列車リッチ号――窓がなく、天井はガラス張り

リッチ号の車内。黄色い木のベンチと赤い柵、ガラス屋根と裸電球が並ぶ

10時05分にトロッコ嵐山を出て、10時25分にトロッコ亀岡へ着きました。
乗車は20分
です。
私が乗ったのは5号車のリッチ号でした。

リッチ号がどんな車両かは、嵯峨野観光鉄道が次のように説明しています。

いちばん機関車よりの5号車が『リッチ号』です。
一般車両と同じ仕様の座席ですが一番の違いは、窓がなく天井はガラス張りになっており、より風や音を間近に感じながら走る開放的な車両になっております。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「座席のご案内」(2026年8月12日確認)

8月の晴れた日に乗った実感としては、この「天井はガラス張り」がよく効きました。
屋根があるぶん日陰になり、窓がないので風がそのまま入ってきます。
暑さはあまり気になりませんでした。

リッチ号から眺める保津峡は、緑に囲まれた川がすぐ近くに感じられて、とても開放的でした。
きれいな景色が次々と現れるので、車窓を眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎていきました。

リッチ号を選ぶときに知っておくこと

リッチ号(5号車)には窓ガラスがありません。
雨の日は雨に濡れます。
車内で傘は使えない
ので、雨具が要ります(嵯峨野観光鉄道 公式サイト「よくあるご質問」・2026年8月12日確認)。
床も素通しで、足元からも風が入ります。
私が乗った日は晴れていたので、濡れる心配はありませんでした。
雨の日にどうなるかは体験していません。

音が大きく、車内アナウンスは半分も聞き取れませんでした

古い列車特有のガタンゴトンという音がかなり大きく、トンネルに入るとさらに響きます。
風情はありますが、車掌さんの説明は半分も聞き取れませんでした。

説明をしっかり聞きたい人は、この点を知ったうえで車両を選ぶほうがよさそうです。
私は1〜4号車には乗っていないので、そちらが聞き取りやすいかどうかは分かりません。

川は最初の5分ほど左側、そのあとは右側に見えました

発車して2分ほど、最初のトンネルを抜けると、すぐ左側に保津川が見えました。

川が見えたのは、最初の5分ほどが左側、それ以降は右側でした
私は左側の席に座り、どちらの区間も見られました。

座席の並び方については、嵯峨野観光鉄道が次のように案内しています。

座席はA、B、C、Dの4人のボックス席です。
窓側はA、D席となります。
下り列車(亀岡方面行き)はC、D席が進行方向席、上り列車(嵯峨方面行き)はA、B席が進行方向席となります。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

亀岡へ向かうなら、窓側で進行方向を向くのはD席という計算になります。
ただし川は左右どちらにも見えたので、片側だけが当たりというわけではありませんでした。

車窓から、保津川下りの舟が見えました

トロッコの車窓から見下ろした保津川。緑の日除けテントを張った保津川下りの舟が渓谷を下っている

発車して5分ほどたったころ、3分ほどのあいだに、保津川下りの舟を何度も見下ろしました。
白波を立てて下っていく舟が、列車の窓のすぐ下に見えます。

鉄橋の緑の桁ごしに、白波の急流を下る保津川下りの舟

この50分ほどあと、私も舟に乗って、この渓谷を下ることになります

上から保津川下りの舟を見てみると、思っていた以上に川幅が狭く、流れの急なところもありました。
このあと自分もあの舟に乗って下るんだと思うと、一気にワクワクしてきました。

トロッコ保津峡駅では、ホームにたぬきの置物が置かれているのも見えました。

現在の車両は、2026年の営業運転をもって引退の予定です

嵯峨野観光鉄道は2026年8月4日のお知らせで、2027年春の運行開始に向けて、新しいトロッコ列車の試運転を行うと発表しています(嵯峨野観光鉄道 公式サイト「2027年春デビューの新たなトロッコ列車 試運転を開始します」・2026年8月4日付・2026年8月19日確認)。

現在の車両については、別のお知らせにこう書かれています。

永らくご愛顧いただいた現在のトロッコ列車は今年の営業運転をもって引退します。

出典:嵯峨野観光鉄道 公式サイト「嵯峨野トロッコ列車 運転台試乗体験 ~引退前の思い出に!DE10 機関車、SK200 運転台見学ツアー~」(2026年7月23日付・2026年8月19日確認)

公式には、現在の車両は2026年の営業運転をもって引退すると発表されています。
私がこの日に出かけたのも、これが理由でした。

保津川下り――舟から見上げたトロッコ列車と、水しぶきの迫力

保津川下りの乗船場の建物。壁に立体文字で「保津川下り」と掲げられている

トロッコ亀岡駅から乗船場へは、連絡バスで15分・500円でした

トロッコ亀岡駅に10時25分に着き、10時半ごろのバスに乗って、10時45分ごろ乗船場に着きました。
かかった時間は15分、運賃は500円(ICカードで支払い)です。

バス乗り場は、探し始めて2〜3分で見つかりました。
駅を出たところに「保津川下り行きバス」と書かれた案内看板が出ています。
迷う心配はほとんどないと感じました。
バスの車内は混んでいました。

バスは1時間に1本。乗り遅れると次の船に間に合わないことがあります

保津川下りの公式サイトは、連絡バスについてこう案内しています。
「バスは毎時35分発で、一時間に一本の運行です」
「バスを乗り遅れると、保津川下りの乗船に間に合わない可能性があるため、到着後、すぐにバス乗り場に向かってください」
トロッコ亀岡駅に着いたら、駅前をゆっくり見て回らず、先にバス乗り場へ向かうほうが安全です。
(出典:保津川下り 公式サイト「トロッコ亀岡駅から保津川下りへのアクセスについて」・2026年8月12日確認)

馬車も走っていました

トロッコ亀岡駅前の京馬車のりば。日除けを張った馬車が並び、馬がつながれている

トロッコ亀岡駅を出てすぐのところに、京馬車の乗り場がありました。
この日も馬車は実際に来ていました。
満席や運休の掲示は見当たりません。

京馬車の公式サイトによると、トロッコ亀岡駅から保津川乗船場までの片道は、大人1,500円・小人900円で、所要は約25分です。
私は乗っていないので、乗り心地は分かりません。

出典:京馬車 公式サイト「営業・料金のご案内」(2026年8月12日確認)

バスの車窓からは、亀岡駅を通り過ぎたあたりで、右側に明智光秀の像が見えました。

10時45分に着いて、11時の便に乗れました

受付を済ませたのは10時50分です。
事前にネットで予約していたため、当日に申込用紙を書く必要はありませんでした。
追加の費用もかかっていません。

受付には列が2つありましたが、もう一方が何の列かは分かりませんでした。
待ち時間の案内表示は見当たらず、当日券が売り切れていたかどうかも確認できていません。

保津川下りの公式サイトは、当日券の待ち時間の目安を出しています。
次は通常シーズン(3月10日〜12月中旬)の目安です。

9:00便は待ち時間なしで乗船できる場合が多いです
9:30以降はトロッコ列車の到着により混雑しやすくなります
日によっては待ち時間が発生します

出典:保津川下り 公式サイト「当日券のご案内・待ち時間目安について」(2026年8月4日付・2026年8月19日確認)

混みやすくなるのは、トロッコ列車が着いたあとです
確実に乗るなら、オンライン予約が最も確実で、予約は前日までと案内されています。
同じページには直近数日ぶんの待ち時間の記録も出ていますが、数日で入れ替わります。

予約なしでも乗れる日があります

保津川下りは、当日券を現地の窓口で買えます。
「通常は待ち時間なくご乗船いただけますが、連休や11月の紅葉シーズンなどの繁忙期には待ち時間が発生する可能性がございます」と案内されています(公式サイト「よくあるご質問」・2026年8月12日確認)。
私はトロッコの時刻に合わせたかったので、事前に予約しました。
トロッコと組み合わせる場合、船の時刻を自分で選べるかどうかが、その日の行程を左右します。

案内は1時間30分、実際は1時間45分でした

乗船場のモニターには「本日の所要時間 1時間30分」と出ていました。

実際は、11時ちょうどに出船して、12時45分に着船。
1時間45分
かかっています。

公式サイトの「予約・利用料金」には「所要時間は約2時間(水量により多少の早遅があります)」と書かれています(2026年8月12日確認)。

所要時間はその日の水量で変わります。
当日の案内より15分長くかかりました

公式の「約2時間」を目安にして、あとの予定に余裕を持たせておくほうが組みやすいです。

舟からトロッコ列車を見上げました

船から見上げた嵯峨野トロッコ列車。崖の上を機関車と客車が走っている

11時25分ごろ、崖の上をトロッコ列車が走っていくのが見えました。

朝は列車の上から舟を見下ろし、昼は舟の上から列車を見上げる。
同じ渓谷を、まったく逆の向きから2回見たことになります。

保津川の渓谷。青空の下、竹林の斜面と岩、川面に2艘の舟が浮かぶ

11時37分ごろにも、もう一度トロッコ列車が見えました。
川面に列車が映るのも見えます。

船の上から崖の上を走るトロッコ列車を発見。
さっきまで自分があそこを走っていたと思うと不思議な感じがします。
トロッコでは上から、保津川下りでは下から同じ渓谷を楽しめるのも、この組み合わせならではでした。

最前列の右に座って、右膝が濡れました

岩に当たって空中に上がる水しぶき

私が座ったのは最前列のいちばん右でした。
濡れたのは右膝のあたりです。

体感では8割ほどが穏やかな区間でした。
ただし途中に、体感で2メートルほどの落差を下る場所があり、そこは水しぶきがかかります。

私が乗った舟には日除けのテントがあり、日陰になっていました。
8月の川の上でしたが、日差しで参ることはありませんでした。

救命胴衣は全員が着けます。
保津川下りは、着用に同意できない場合は乗船を断られると案内されています。

のんびり景色を楽しむだけではなく、途中には2mほどの高低差を下る場所もあり、なかなかのスリルでした。
今回は最前列だったので、水しぶきもバッチリ。
景色も迫力も両方楽しめて、想像以上に楽しい船旅でした。

乗れるのは身長80cm以上から

保津川下りは、年齢に関わらず身長80cm未満の方は乗船できません。
抱っこでの乗船もできないと案内されています(公式サイト「よくあるご質問」・2026年8月12日確認)。
乗船場にも、身長80cm以上から乗れることを知らせる掲示が出ていました。
子ども料金は「幼児〜小学生」が4,500円で、中学生からは大人と同じ6,000円です(公式サイト「予約・利用料金」「小さなお子様をお連れのお客様」・2026年8月12日確認)。
トイレは待合室にあり、乗船後はありません。

終盤、船の上に売店が来ます

着船場が近づいたころ、船に売店の舟が横づけしてきました。

買ったのは、いか焼き800円・みたらし団子600円・甘酒300円です。
船の中で飲み食いできることは、乗船場にも掲示が出ていました。

保津川下りをたっぷり楽しんだあとの、いか焼きとみたらし団子は格別でした。
甘酒も氷を入れて冷たくしてくれていて、暑い中で飲むには最高です。
川の上で売店の船から買って、そのまま景色を眺めながら味わえるのも、保津川下りならではの楽しさでした。

晴れていても、風が強いと運休します

船頭さんが「船は風の影響を受けやすく、強風であれば天候が良くても運休することがある」と話していました。

これは公式サイトにも書かれています。

増水(危険水位)時や悪天候時には運航を中止いたしますが、雨天時は天幕を付けて運航いたします。
(中略)また、晴天時であっても強風などの理由により、運航を中止する場合がございます。

出典:保津川下り 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

出かける前に、その日の運航状況を見てください

雨だけでなく、晴れていても風で止まります。
運航するかどうかは基本的に当日の状況を見て決められるとされていて、乗船当日に公式サイトの「運航状況」を確認するよう案内されています。
中止になった場合、オンライン予約は自動的に全額返金され、自分で手続きする必要はないと案内されています。
(出典:保津川下り 公式サイト「よくあるご質問」・2026年8月19日確認)

船頭さんは、山に猿・鹿・猪・熊がいて、見られることもあると話していました。
この日は鹿を1頭見ましたが、草木に隠れて胴体しか見えませんでした。

船頭さんからは、嵐山までに5つの橋がかかっていて、すべて形が違うという説明もありました。

着船場から嵐山へ――徒歩5分で渡月橋。昼は50分待ちの店もありました

黒い丼に入ったゆばチーズうどん。湯葉とねぎ、花形のかまぼこがのっている

12時45分に着船して、渡月橋までは徒歩5分でした。

着船場からJR嵯峨嵐山駅までは、徒歩で15分から20分程と案内されています。

出典:保津川下り 公式サイト「よくあるご質問」(2026年8月12日確認)

12時台に私が歩いた渡月橋の周りは、人が多くなっていました。
最初に寄った店は50分待ちで、あきらめています。

入ったのは「湯葉チーズ本舗 京都嵐山店」です。
適度に空いていたので、そのまま入りました。
注文したのはゆばチーズうどんで1,380円です。

昼食の店を先に決めておくかどうかは、この日いちばん迷ったところでした。
夏休み時期に予約なしで動くなら、第2候補・第3候補まで考えておくほうが落ち着けます。

法輪寺と電電宮――舞台から渡月橋と京都タワーが見えました

法輪寺の山門。石段の上に建ち、緑のもみじが両側から覆いかぶさっている

13時40分に着き、14時10分に出ました。
渡月橋の南側にあり、橋を渡って向かいます。

朝に読んだ渡月橋の説明板に出てきた、あの法輪寺です。
橋の南に法輪寺があったため、当時は「法輪寺橋」と呼ばれていた、と書かれていました。

拝観料はかかりませんでした。渡月橋から10分ほどです

渡月橋から本堂まで、かかったのは10分ほどでした。
橋を渡り、山門をくぐって石段を登ります。

日陰が多く、山門から本堂までの石段も、見えているところで終わりでした。
8月の午後で34℃の予報でしたが、比較的楽に登れ、ここで参ってしまうことはありませんでした。

拝観料はかかりませんでした。

電電宮――電気・電波の神さまがまつられています

電電宮の朱塗りの鳥居。扁額に「電電宮」と書かれ、奥に社殿がある

境内に「電電宮」という社があります。

電電宮は当法輪寺の鎮守社五社明神の一つである電電明神が奉祀されており、古来電電陰陽融合光源の徳を祖とした鎮守としてあがめられてきた。
今日で云う電気電波の祖神が祭祀されている。

出典:「電電宮について」説明板(法輪寺電電宮護持会・2026年8月10日に現地で確認)

同じ説明板によると、電電宮は幕末の兵火で焼失し、昭和四十四年に新社殿が再興されたとされています。

境内には「電電塔」も建っていて、壁面にエジソンとヘルツの胸像が飾られていました。
電気・電波の発展の基を築いた人を顕彰するものだと説明板にあります。

電電宮がどこにあるかは、法輪寺の公式サイトに書かれています。

法輪寺の山門をくぐり、石段を上がって行くと、途中に電気・電波を守護する鎮守の社『電電宮』がおまつりされています。

出典:虚空蔵法輪寺 公式サイト「見どころ」(2026年8月12日確認)

電気と電波の祖神をまつる鎮守社が、法輪寺の石段の途中にあります
私は渡月橋から本堂まで10分ほどで着きました。

もうひとつ、境内には「うるしの碑」も建っていました。
文徳天皇の第一皇子がこの寺にこもり、本尊からうるしの製法と漆塗りの技法を授かって日本中に広めたと伝わります。
そのこもりが満願を迎えた日が11月13日といわれ、漆業の関係者はこの日を「うるしの日」と定めて毎年参詣していると刻まれていました。

舞台からは、渡月橋と京都タワーが見えました

法輪寺の舞台から見下ろした渡月橋と桂川、嵐山の街並み

境内の「舞台」からの眺めが、この寺のいちばんの見どころでした。
舞台は本堂の右手にある見晴台です(虚空蔵法輪寺 公式サイト「見どころ」・2026年8月12日確認)。

渡月橋を見下ろせます。
さらに京都市の中心部まで見渡せて、遠くに京都タワーも確認できました。

法輪寺の舞台から見た京都市街。遠くに京都タワーが小さく見える

渡月橋や竹林の小径周辺は多くの人でにぎわっていましたが、法輪寺まで来るとぐっと静かになり、落ち着いて参拝できました。
舞台からは京都の街を広く見渡せて、遠くに京都タワーまで発見。
嵐山で静かに景色を楽しみたいときにもおすすめしたい場所です。

法輪寺の多宝塔。朱塗りの柱と青銅色の屋根、石段の上に青空が広がる

御朱印は500円でした。

天龍寺――曹源池庭園と、本堂で見られるもう一つの雲龍図

天龍寺の曹源池庭園。青空の下、池の向こうに嵐山の借景が広がる

14時25分に着き、15時40分に出ました。
滞在は1時間15分
です。

拝観料は庭園500円、本堂を足すと800円

料金は現地の大きな案内板に、受付が終わる時刻は天龍寺の公式サイトに出ています。

区分大人小中学生閉門受付終了
庭園のみ500円300円17時00分16時50分
本堂(諸堂)+庭園800円600円16時45分16時30分
法堂「雲龍図」(別料金)500円500円時期で変わります時期で変わります

法堂の雲龍図だけは、公開日も時間も時期によって変わります。
通常は9時〜16時30分(受付終了16時20分)ですが、私が行った8月10日の掲示は「9時〜13時(最終受付12時50分)」でした。
理由はこのあとに書きます。
未就学児は無料です。

私が払ったのは800円(本堂+庭園)です。

庭園だけ入った人も、あとから300円を足せば本堂に入れます。
参拝券は当日限り有効と書かれていました。

諸堂(大方丈・書院・多宝殿) ・庭園参拝料に300円追加 ・8時30分~16時45分 [受付終了16時30分]

出典:天龍寺 公式サイト「参拝・交通案内」(2026年8月12日確認)

本堂の受付は16時30分で終わります

閉門の時刻と、受付が終わる時刻は違います。
庭園=17時閉門・受付終了16時50分。
本堂(諸堂)=16時45分閉門・受付終了16時30分
です。
「16時45分まで開いている」と思って16時35分に着くと、本堂には入れません。
基準にするのは16時30分です。
天龍寺と亀山公園の展望台の両方に行くなら、天龍寺を先にしてください。
天龍寺は受付が終わると入れません。

行事などで諸堂に入れない日もあります(公式サイトに休止日が出ています)。
私は14時25分に天龍寺へ入り、15時40分に北門を出て展望台へ向かいました。
(出典:天龍寺 公式サイト「参拝・交通案内」・2026年8月12日確認/料金は天龍寺の現地案内板・2026年8月10日に現地で確認)

法堂の雲龍図は公開日が決まっています。ただし本堂には別の雲龍図があります

天龍寺の「雲龍図」で検索すると出てくるのは、法堂(はっとう)の天井画です。
加山又造画伯の筆によるもので、この日の掲示には土・日・祝日のみ、9時から13時まで(最終受付12時50分)、参拝料は別に500円、現金のみと書かれていました。

私が行ったのは月曜日だったので、この雲龍図は見られませんでした。

掲示の「13時まで」と「土日祝のみ」は、いつでも当てはまるわけではありません

私が見た「9時〜13時(最終受付12時50分)」は、暑い時期だけの時間です。
天龍寺の公式サイトによると、通常は9時〜16時30分閉門(受付終了16時20分)
13時閉門になるのは「2026年7月25日(土)〜9月上旬の公開日」で、法堂内が高温となり熱中症の危険性があるためと説明されています。
当日の気象状況等により、13時より前に閉門する場合があるとも書かれています。
公開日も、土・日・祝日だけではありません。
春と秋には毎日公開する期間があり、2026年は3月1日〜5月31日と、9月19日〜12月6日です。
出かける前に、公式サイトでその日の公開日と時間を確かめてください。
(出典:天龍寺 公式サイト「雲龍図のご案内」・2026年8月12日確認)

ただし、本堂(大方丈)にも別の雲龍図があり、こちらは本堂+庭園の拝観券で見られます

本堂の雲龍図は若狭物外(わかさもつがい)画伯の筆で、昭和三十二年に画龍点睛して寄進されたと説明板にありました。
私はこちらを実際に見ています。

天龍寺には「雲龍図」が2つあります

法堂(はっとう)の雲龍図=加山又造画伯筆。
公開日は土・日・祝日(春と秋には毎日公開の期間あり)。
別途500円・現金のみ
本堂(大方丈)の雲龍図=若狭物外画伯筆。
本堂+庭園の拝観券(800円)で見られます。
現地の案内板にも「『雲龍図』(加山又造画伯筆 法堂)は庭園・本堂にはありません」と明記されています。
毎日公開の期間以外は、原則として土・日・祝日のみの公開です。
私が行った8月10日(月)は法堂の雲龍図が非公開でしたが、本堂の雲龍図は見られました。

本堂は畳に座って庭を眺められます

本堂の軒下から見た曹源池庭園。手前に白砂の砂紋、奥に池と嵐山の借景

曹源池庭園は、庭に降りて見るだけでなく、本堂からも眺められます。

本堂には畳に座れるスペースがあり、そこからゆっくり庭を見られました。

庭は日差しが強く暑いのですが、本堂は日陰で風が通り、涼めました
私は畳に座って庭を眺めながら、暑さを少し落ち着かせることができました。

本堂の畳に座って眺める曹源池庭園は、庭を歩いているときとはまた違った景色に見えました。
目の前に広がる庭を何もせずゆっくり眺める時間も、天龍寺で印象に残ったひとときです。

天龍寺の放生池に咲くピンクの蓮の花

放生池では、蓮の花が咲いていました。

御朱印は通常300円と刺繍1,000円。両方いただきました

天龍寺の御朱印2種。左が通常の墨書、右はもみじの刺繍が入ったもの

天龍寺の御朱印は、通常が300円、刺繍のものが1,000円でした。
私は両方いただいています。

北門を出ると、朝に歩いた竹林の小径に戻れます

庭園を通り抜けて北門を出ると、そこは竹林の小径でした。
朝に公道側から歩いた、あの道です。

天龍寺の案内板には、竹林への行き方が2通り書かれていました。
ひとつは庭園を通って北門を出る道(庭園の拝観料が要ります)、もうひとつは天龍寺の外を通る道です。
私は朝と午後で、両方を通ったことになります。

天龍寺を見たあとに竹林へ抜けるつもりなら、北門から出るのがそのまま近道になります。

亀山公園の展望台――今日下ってきた渓谷を、上から見る

亀山公園の展望台から見下ろした保津峡。青空の下、渓谷を川が蛇行している

天龍寺の北門を15時40分に出て、15時45分ごろに嵐山公園 亀山地区の入口、15時50分ごろに展望台へ着きました。
北門から10分ほど
です。

道はほぼ坂道で、日陰は少なめでした。
きつさとしては、そこまでではありません。

入場は無料です。

これで、同じ保津峡を3回見たことになります

展望台から見えたのは、朝に列車の車窓から見下ろし、昼に舟の上から見上げた、あの保津川でした。

トロッコの車窓から、舟の上から、そして展望台から。
同じ渓谷を1日で3回、違う高さから見たことになります

展望台から見下ろす保津峡はとてもきれいでした。
トロッコと保津川下りで楽しんできた景色を最後に上から眺められて、保津川を満喫した一日の締めくくりにぴったりでした。

ただし、私が滞在した2〜3分のあいだは、舟もトロッコも通りませんでした。

帰り道の甘いものと、駅の足湯

雲の形をした白い抹茶ムースと、急須型の器に入った抹茶、氷入りの抹茶ラテ

雲ノ茶 嵐山店――雲ノ抹茶ムースのドリンクセット1,380円

16時20分ごろ、雲ノ茶 嵐山店に入りました。

頼んだのは雲ノ抹茶ムースで、ドリンクセット(抹茶ラテのアイス)で1,380円です。
単品なら800円とメニューに出ていました。

雲の形をした白いムースが出てきます。

一日歩いたあとの体に、雲ノ抹茶ムースのやさしい甘さが染みて最高でした。
冷たい抹茶ラテも、暑い中を歩いたあとだったので格別。
旅の最後にゆっくり甘いものを楽しめて、いい休憩になりました。

えんまん餅店の火練り餅は1,200円(税込)

ショーケースに並んだ「元祖 火練り餅」。値札に1,200円(税込)と書かれている

17時ごろ、えんまん餅店に寄りました。
買ったのは「元祖 火練り餅」で1,200円(税込)です。

店頭の説明には、京都の老舗の白味噌と生クリームを合わせた独自の製法と書かれていました。
抹茶・焙じ茶・黒ごま、夏限定の桃もあります。

この日は買っただけで、まだ食べていません。
そのため、味は書けません。

嵐電嵐山駅には足湯があります(300円・受付は17時30分まで)

嵐電嵐山駅の「駅の足湯」の入口と料金看板。奥に紫色の嵐電の車両とキモノフォレストの柱

帰りに使った嵐電の嵐山駅には、ホームに足湯があります。

料金の看板には、次のように書かれていました。

嵐山温泉 駅の足湯
駅の足湯をご利用のお客様は、駅インフォメーション窓口にて足湯利用券をお買い求めください。
¥300 お一人様(小学生以上) タオル付
営業時間/9:30〜18:00(受付17:30まで)

出典:「駅の足湯」の料金看板(嵐電 嵐山駅・2026年8月10日に現地で確認)

私は入っていません。
券は駅のインフォメーション窓口で買う形で、タオルが付いて300円受付は17時30分までです。

入るつもりなら、17時30分までに駅へ

営業は18時までですが、受付は17時30分で終わります。
私が駅に着いたのは17時半ごろで、入るなら間に合うかどうかの時刻でした。
1日歩いたあとに足湯へ寄るつもりなら、17時30分の受付終了より前に駅へ着けるよう、夕方の予定に余裕を持たせてください。

嵐電の運賃は、降車時に払います

嵐電のホームには「運賃は降車時にお支払い下さい」という掲示が出ていました。
交通系ICカードは、降車時のみ1タッチです。

乗るときにはタッチしません。
私は嵐山から西院まで250円西院から阪急で大阪梅田まで410円でした。

17時半すぎに嵐山を出て、大阪に着いたのは18時40分ごろです。
嵐電は座れましたが、西院からは立ちました。

よくある質問

嵯峨野トロッコと保津川下りは、1日で両方できますか?

できました。
私は10時05分発のトロッコに乗り、10時25分にトロッコ亀岡へ着いて、連絡バスで15分。
11時の船に乗れました。

トロッコが亀岡に着くのは毎時25分、連絡バスは毎時35分発です。
バスは1時間に1本なので、駅に着いたらすぐバス乗り場へ向かってください(保津川下り 公式サイト・2026年8月12日確認)。
乗り遅れると、次の船に間に合わない可能性があると案内されています。

予約なしでも乗れますか?

トロッコは、2026年8月10日(月)の朝10時の時点で、次の10時05分発が座席完売でした。
指定席が売り切れると、当日に限って立ち席券が販売されます(嵯峨野観光鉄道 公式サイト・2026年8月12日確認)。
保津川下りは当日券を現地で買えます。
ただし「9:30以降はトロッコ列車の到着により混雑しやすくなります」と案内されています(保津川下り 公式サイト「当日券のご案内・待ち時間目安について」・2026年8月19日確認)。
時刻を自分で決めたいなら、どちらも予約するほうが確実です。

保津川下りは濡れますか? 服装はどうすればいいですか?

私は最前列のいちばん右に座り、右膝のあたりが濡れました。
公式サイトは「船には波除シートがありますが、川の水量によっては100%防げる物ではありません。
どうしても濡れたくない方は、レインコートをご持参いただくことをおすすめいたします」と案内しています(2026年8月12日確認)。
私が乗った8月10日は日除けのテントがあり、日差しをしのげました。

子どもと一緒に乗れますか?

保津川下りは、年齢に関わらず身長80cm未満の方は乗船できません。
抱っこでの乗船もできません
(公式サイト・2026年8月12日確認)。
乗船場にも同じ内容の掲示が出ていました。
料金は「幼児〜小学生」が4,500円、中学生からは大人と同じ6,000円です。
トロッコは小学生(6歳以上)から料金が必要です(嵯峨野観光鉄道 公式サイト・2026年8月12日確認)。
トイレは保津川下りの待合室にあり、乗船後はありません。

雨や風の日はどうなりますか?

保津川下りは、雨天時は天幕を付けて運航しますが、増水(危険水位)時や悪天候時は中止になります。
晴天でも強風で中止になる場合があると案内されています(公式サイト・2026年8月19日確認)。
運航するかどうかは基本的に当日の状況を見て決められるとされているので、乗船当日に公式サイトの「運航状況」を見てください。
中止のとき、オンライン予約は自動的に全額返金され、自分で手続きする必要はありません。
トロッコのリッチ号(5号車)は窓がないので、雨の日は濡れます。
車内で傘は使えません。

まとめ:嵯峨野トロッコと保津川下りは、つなげて1日で回ろう

2026年8月10日に歩いて分かったことを、もう一度まとめます。

1日で回るために押さえておく6つ

  1. 締め切りは船の時刻ひとつ。
    私は11時の船から逆算して、10時05分発のトロッコに合わせました。
    その結果、朝に竹林と野宮神社へも寄れました。
  2. トロッコは「亀岡行き」に乗る。
    嵯峨行きはJR線を3分走るだけで、保津川渓谷は走りません。
    運賃は区間一律で大人880円です。
  3. JRで来て、先に竹林へ寄らないなら、トロッコ嵯峨駅から乗る。
    JR嵯峨嵐山駅の隣にあります。
    トロッコ嵐山駅はJR嵯峨嵐山駅から徒歩20分なので、その20分を歩かずにすみます。
  4. トロッコ亀岡駅に着いたら、すぐバス乗り場へ。
    連絡バスは毎時35分発で1時間に1本
    運賃は500円、私が乗ったときは15分でした。
  5. 私は同じ保津峡を3回、違う高さから見られた。
    列車の車窓から、舟の上から、展望台から。
    これはトロッコと船を両方やらないと成立しません。
  6. 天龍寺は展望台より先に。
    本堂(諸堂)の受付は16時30分で終わります。
    私は15時50分ごろに展望台へ入れました。

この日に使ったお金は、往復の交通費を含めて17,010円でした。
交通費・保津川下り・参拝料だけなら9,250円です。

時刻を先に決めて回るなら、予約するのはトロッコと保津川下りの2つ、そこにバスの時刻が挟まります。
自分で組み立てるのが手間だと感じる場合は、1日をまとめて申し込めるツアーもあります。

予約をまとめたい方へ

トロッコ列車・保津川下り・嵐山をひとまとめにした日帰りバスツアーがあります。
商品ページによると、嵯峨野トロッコ列車と保津川下りが行程に入り、嵐山には約150分の自由時間があります(2026年8月14日確認)。
出発は大阪(道頓堀)と京都駅八条口の2か所から選べます。
コース時間は10時間です。
私は自分で組み立てて回りましたが、2つの予約を別々に取るのが手間なら、こちらのほうが早いです。
昼食は各自の負担、最少催行人員は10名。
キャンセルは2日前まで無料
と案内されています。
申し込む前に、商品ページで日程と条件を確かめてください。

現在のトロッコ列車は、2026年の営業運転をもって引退すると発表されています(嵯峨野観光鉄道 公式サイト「お知らせ」・2026年7月23日付)。
今の車両に乗りたい場合は、2026年の営業予定を確認しておきたいところです。

この記事の内容は、2026年8月10日に回ったときのものです。
料金・時刻・公開の日程は変わります。
出かける前に、公式サイトで確認してください。

あわせて読みたい旅の記録

» 同じ関西で、夏の夜に歩いた記録。
氷室神社のかき氷献氷とあわせて回りました

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